まとめサイト(キュレーションメディア)の意味と人気の理由
2014年12月15日
キュレーションが評価され、ポータルサイトが負ける
こんにちは。
Catch the Webの喜多村です。
最近もあいかわらず、キュレーションメディアが人気ですね。
キュレーションメディアを知らない人のために、
キュレーションメディアの説明と、
威力を発揮している事例を紹介します。
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キュレーションとは?
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キュレーションとは、インターネットにある情報を
収集・整理して、新たな価値や意味を生みだすことです。
インターネットが発達し、
多くの人が利用するようになってから、
インターネット上にある情報はあまりに膨大な量となり、
検索だけでは欲しい情報・質の高い情報を得ることが
難しくなりました。
そのため、誰か専門的知識のある人が、
情報を整理し、まとめてくれたキュレーションコンテンツに、
大きな価値が生まれるようになりました。
※インターネット上では、専門家ではない人が、
キュレーションする場合も多くありますが、
専門家のほうが信頼できますよね。
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キュレーションメディア
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最近検索すると、
検索結果にNaverまとめが多く出てくると思いませんか?
Naverまとめは、キュレーションという考え方をもとに
考案されたサービスです。
他には、DeNAに50億円で買収されたMeryとiemoなども
キュレーションメディアですね。
Meryは、女の子の毎日がかわいくなるような情報を
集めています。
iemoは、リフォーム&インテリアの情報を集めています。
他にもたくさんキュレーションメディアや、
メディアサイトの中のキュレーション記事があります。
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キュレーション記事の特徴
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キュレーションメディアが流行しているのは、
「キュレーションとは?」
で説明したような時代の流れから来る要請という以外に、
SEOに強いという特徴があります。
SEOに強いからみんなが我先にと取り組んでいるのです。
例えば、あなたが電車で移動中に渋谷でカフェを探すとき、
下のどちらの方法で探しますか?
1.食べログやホットペッパーの中から、良い店がないか探す。
2.「渋谷カフェ20選」を紹介している
キュレーション記事から気に入ったものを探す。
私だったら2番を選びます。
なぜなら、
スマホでポータルサイトの中から条件を指定して探すのは
面倒だから。
2番の中から
空いているお店・場所の都合が良いお店を選びます。
検索結果に両方のサイトが並んでいた場合、
私のような考え方をした人が多ければ
2番をクリックする人が増えるでしょう。
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キュレーション記事がSEOに強い事例
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以前にRettyグルメが、食べログなどのポータルサイトを
いくつか人気キーワードで抜いたことが話題になりました。
その後どうなったのか気になって、
今日「渋谷 カフェ」と検索してみました。
すると・・・驚く結果に・・・。
あなたも先を読む前に検索してみてください。
↓
↓
↓
検索結果には、
上位4番目までキュレーション記事が上位表示していました。
Rettyを真似た記事が量産されたからですね。
1位:渋谷にあるハイセンスなおしゃれカフェ人気30選
- Rettyグルメ
2位:渋谷のおしゃれカフェ19選。雰囲気バツグン!
- Find Travel
3位:【渋谷】ちょっと探さないと見つからない隠れ家カフェ
4位:渋谷カフェ10選!疲れた時にのんびりできるオススメ店
- nanci
5位:渋谷 カフェランキングTOP100 [食べログ]
5位は食べログの評価で並べ替えられたページですね。
250件もないお店の中からトップ100は多すぎると感じました。
紹介するカフェの数も多ければいいというわけではありません。
検索する人が求めている内容を考えて、数を考えましょう。
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追伸
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今後もしばらくは、このような傾向が続くと思われます。
ソーシャルメディア・キュレーションメディアの台頭によって、
ポータルサイトが廃れる日が来るかもしれませんね。